日々の怨嗟

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路面を氷が覆う。

今日の最高気温は-2℃らしい。

澄みすぎて色の抜けた青空も僕には久しい。

 

最近は女の話ばかりしていて逆に面白みがなくなったので改めての2022年の振り返りでもしようかな、と思う。

 

「学生の頃は良かった」

いつの頃も聞く定型句・常套句だが、本当にその通りだと思う。

社会に出る前に自殺したほうが、明らかに精神衛生にいい。

ドがつくような田舎の公立小中を経験している身からすると、ある程度の人間を見た気になっていたが、働き始めてそれが奢りであることに気付いた。

 

自分の子供を最優先させようと診察室で金切声をあげる母親(あるいは個人名を名指しでクレームの投書を投函する母親諸氏)、施設に放り込んで3年も放置したのに死にかけた途端に肉親の情が生まれる長男、毎晩毎夜運び込まれる泥酔した生活保護、身寄りのない脳出血に施される開頭血腫除去……。

自分が神になったつもりでものを言わせてもらうが、何のための行為なんだ?

家族にクエチアピンを処方するのが一番の医療費の削減方法ではないのか?

神ではない一介の木っ端サラリーマンには上記のような対応ができないが、日々頭の中ではそんなことばかり考えている。

疲れているのだろう。

 

生活保護の一環としてやる分にはいいが、労働基準法に規定されている以上の時間をこの職業に費やす意味はない。というかあってほしくない。

どいつもこいつもさっさと●ね。

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……上記のような文章を2022年12月中旬に書いていた。

よっぽどストレスがあったらしい。

しかしすべてをストレスや疲れによるものとするのは乱暴が過ぎる。
もともとこういった思考に至りやすい精神構造の人間なのだろう。
どうやら私は「倫理観」「心」といったものが欠けているらしい。部下からの人望が全くないことで有名な臨床研修部長からの託宣だ。よっぽど倫理的な人間なんだろう私は。


パワハラに病んだのかは不明だが、大学での有望株といわれていたA先生が当院を辞職した。所用でデスクの付近に行ったが、デスクは空になっており積まれたカップラーメンは無くなっていた。

正しい判断ができる人だ。僕はあらためてA先生を尊敬した。
コンコルド計画よろしく、間違った判断を改めることは非常に難しい。
彼は4カ月で正しい判断を下せているのだ。
合わない環境に身を置くことで摩耗するのはなにひとついいことがない。

自分には大変耳が痛い話だ。
(自分の場合はそもそも現行職があっているかも不明だが……。)

 

麻布に住む犬以下の生活をしている人間ばかりを見ている。

自分も麻布の犬以下だ。

 

うわ~~~、なにも面白い文章が書けないよ~~~~~~

つまらない人生だ

こうやって老いていくんだな……

アルコールだけが最近のおともだちです。